In Rock We Trust
このアルバムはY&Tに改名してから4枚目のアルバムで、84年の発表のようです。
このアルバムを手に入れたのは、今から半年くらい前でした。
このアルバムを買うのをずっとためらっていたのですが、それには理由がありました。
それは、このジャケット。

コンセプトを考えた人、実際に描いた人、このジャケットが気に入っている人には大変申し訳ないのですが、買う気を削がれる最悪のジャケットだと思います。
これはロボットなんだそうですが、髪の毛かヒゲらしきものが見られ、もしかしてロボットじゃなくて、鎧兜を着ている人かなと考えてしまいます。
さらに、このロボットはなぜだかマントをつけていて、ロビンマスク風でもあります。
また、絵の下部には地球が描かれていて、宇宙にいることをアピールしているようなのですが、このロボットor超人が地球に立っているのか宇宙に浮かんでいるのか微妙。
そんなわけで、買うのをずっと先延ばしにしてきました。多分10年くらい。
店頭で手に取り、「いや、これは無しだな」とつぶやいて、棚に戻すというのを、多分この10年くらいのあいだに何度やったかわかりません。
やっと、いまから半年くらい前に買ったものの、やっぱり聞かずに放置しており、真剣に聞き始めたのはごく最近です。
でも、後悔しています。
こんなにいいアルバムを早く手に入れなかったことを。
買わなかった理由がもう一つあって、まさいとう氏、こうさかい氏といったY&Tの大ファンを公言する人がY&T初期の3部作以外はいまいちであるような発言を見聞きし、それを素直に信じていたからです。
ましてやこのジャケットなので真剣に悲惨なアルバムだと予想していました。
でも、最近聞いていて、以前の3作に勝るとも劣らない内容だと思いました。
Y&Tの好きなアルバム2位くらいに浮上!いや、1位でもいいかも。
1.Rock & Roll's Gonna Save The World
2.Life,Life,Life
3.Masters And Slaves
4.I'll Keep On Believin'(Do You Know)
5.Break Out Tonight!
6.Lipstick And Leather
7.Don't Stop Runnin'
8.(Your Love Is)Drivin' Me Crazy
9.She's A Liar
10.This Time
このアルバムからは多くの曲がライブ盤に収められており、すでになじみの曲が多かったのですが・・・
最初にライブ盤で聞いていてつまらなかった1,3,6曲目は、バンドがそれらの曲で本来目指していたことが、スタジオ版を聞くことで初めてわかった気がします。
ライブでは入っていないコーラスパートやら、ドラムのちょっとした演奏、バンド演奏のダイナミクスの変化などを聞いてカッコいいなぁと思いました。
ということは、スタジオ版は装飾が多めという見方もできるのかもしれませんね。
このアルバムの中にはそういった新機軸が盛り込まれていると思います。先述のお二人には、それらが過剰と映ったのかもしれませんが、僕はそれらは控えめであり、うまく旧来のものと融合されているように感じます。
たとえば、前作「Meanstreak」と比べると
a.L.A.メタル的なロックンロールへの接近
b.SEやキーボードの導入
c.ポップな感じ
というところが新しいと感じます。
さて各曲ですが・・・
1.Rock & Roll's Gonna Save The World
6.Lipstick And Leather
これらの2曲はL.A.メタル的な感触のある曲だと思います。ライブ版で聞いていたときは、全然でしたが、アルバム・バージョンはまずまずかな。後者はDown And Dirty的でもあるし、Y&T的と言えば十分そうでもあるのですが。ミドルテンポのロックンロールです。
2.Life,Life,Life
率直に言って捨て曲かなと思ってしまいます。1曲目,2曲目と、このアルバムは出だしがほかのアルバムと比べると弱いかもしれません。
3.Masters And Slaves
印象的なギター・メロディのイントロによるなかなか良い曲です。このイントロは昔、自分が作った曲と似ていてちょっとびっくりしましたが、ベタなんでしょうかね。ドラムのクラッシュ・シンバルが印象的で、スタジオ版のほうが好きです。
4.I'll Keep On Believin'(Do You Know)
キャッチーで、ちょっとDokkenを思い出します。具体的にNight By Nightなど。好きな曲です。
イントロには、キーボードが入っているように聞こえますが気のせいかな。
5.Break Out Tonight!
前作に収められているMidnight In Tokyoに似ています。AメロとBメロが。Midnight In Tokyoが大好きな僕が、この曲を気に入らないわけが無い、という感じです。
これもイントロに少し低音を効かすためシンセサイザーかベースペダルかなにかそのようなものが入っているように感じます。
7.Don't Stop Runnin'
僕はこのアルバムのなかではダントツに好きな曲です。
この曲はライブ・バージョンで聴いて、気に入っていましたがこのスタジオ・バージョンはさらに素晴らしいです。
この曲については、別途、記事にしたいと思います。
Y&Tのなかでも珍しいタイプで、ハードポップとか言ってしまっても良いかもしれませんね。疾走感があり、とにかくキャッチーで爽やか。でも、骨太。これこそ異色な曲だと思いますが、本当にいい曲です。
8.(Your Love Is)Drivin' Me Crazy
地味な曲だと思いますが、かなり好きです。
ちょっとブルージーで渋いアメリカンロック。非ハードロックのロックバンドがやりそうです。でも、メロディアスなボーカルラインで、キャッチーです。
それから、このフィルインのタムの音が愉快で好きです。
9.She's A Liar
シャッフルの曲。Y&Tがたまにやるタイプですね。ものすごく好きでもないのですが、納得して聞けます。
このビートはシャッフルと呼んでよかったんでしたっけ?
僕はアマチュアバンド活動を止めてから、まだ半年しか経っていないのに、さっぱりわからなくなってしまいました。
10.This Time
バラードで締めくくります。デイヴ・メニケッティの歌が活躍するバラードです。なかなかの曲です。
途中で流れ星のようなSEが入り、これにはちょっと違和感を感じますが、今後の布石というところでしょうか。
Don't Stop Runnin'のプロモです。この素晴らしい曲をぜひ一度聞いてみてください。
このアルバムのジャケットのと同一と思われるロボット風の生命体の成り立ち〜活躍が描かれていますので、気になる方はご覧いただきたいのですが、初めてこの曲を聞かれる方は目をつぶって聞いていただいたほうがいいかもしれません。
このプロモ、僕は初めて見ましたが、なんてすごいロボットなんだと唖然としました。
まあ、こんな感じで素晴らしいアルバムなんですよ。

またまた、素晴らしい情報ありがとうございます。
全然知りませんでした。
いま歌詞を見てみたところ、確かに結婚式向きのラブ・ソング風ですね。
Rescue Meじゃ、結婚式には向いてなさそうですしね。(曲名だけのイメージですが)
きっと、バンドにとってはとても思い入れのある曲なんでしょうね。そういうイメージで、聞いてみたいと思います。